解決実例・・・ ビル | マンション | 住宅 | 擁壁 | 屋上緑化


ビルの地下室

ビルの地下室は一般的にどこでもやられている工事ながら2重壁による防水工法を安直に選択してはいけない。これは工事自体のモチベイトを下げるからである。計画上の留意点としてはできるだけ大きな空間を確保するため構造コントロールや上部荷重や天井高さを考慮して絶対的フレキシブル用途対応の空間とすることが重要である。コスト面ではマンションや住宅などと比較すると掘削深さが5m〜6mと深くなることから高額になるが、工法選定を誤らなければ異常に高くなることはない。また、掘削深度が水中となり難工事となりえるがこれも適切な工法選定で回避できる。

マンションの地下室

マンションの地下室は住宅系空間利用であれば地下室の床面積の緩和(延床面積の1/3増床可)が法的に認められている。居住環境や防災面での避難環境を補完するためドライエリア(空堀)を併設築造することが望ましく、このドライエリアの配置を適切に行えば地上空間・地上環境以上の快適空間・快適環境を実現できる。ただし、給排水設備を伴うプラン計画ではポンプアップ層の設置が必須となるが工事コストが上がるので予算管理に注意が必要となる。

段状地の2層地下室

住宅地下室の床面積の緩和(延床面積の1/3増床可)と駐車場の床面積の緩和(地下室を含む延床面積の1/5増床可)という法律的な特典を活かして傾斜地に2層の地下室を築造することが可能。傾斜地には特有の地層構成があるので地形から入念な調査が必要。また、プラン構成上の特徴もあるのでこれを建物全体でどのように活かすかが腕の見せ所である。特に2層・3層の地下室は法律的に特殊な領域が絡み、地上建物との総合的な計画が必須となる。

住宅の地下室

住宅の地下室は小型のものから大型のものまで様々である。もっとも賢明な大きさは地上建物(1階部分)の規模と同じ大きさの地下室を築造することが優位である。それは建物の基礎形状としての位置づけによるところからであり、不規則な形状となる基礎(地下)は地盤とのかかわりが複雑となり、地下室以外の基礎の補強方法などの検討が別途必要となるからである。当社では地上建物の荷重バランスなども配慮して極力地上建物と同じ規模の地下室をお勧めしている。工事費は1坪の増加で50万円程度と安い。

擁壁

擁壁の築造は背後の土を除去して行う。築造する擁壁の高さや地質の状況などによって工事難易度が大きく変わるので、事前の敷地調査・地質調査によって工法選定を行う。工事費は150万円くらいからとなるが、当社のシステムは地下室専門工事会社への直接発注となるので元請工事会社への中間経費が削減できるので低価格である。

その他
地下車庫(堀車庫)、人工地盤、屋上緑化(屋上庭園)など


小さな地下室・大きな地下室


地下室の素材・コンクリート


低価格への工法選択